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海外出張

【エンジニア向け】海外赴任・海外出向のメリット5つ と デメリット5つについて解説!

グローバル化が進む今日、エンジニアの皆さんにとって、世界各地で活躍するチャンスが増えています。特に海外出張の機会が多い方には、海外赴任や出向は貴重な経験となるでしょう。新しい技術に触れ、異なる文化の中で働くことは、キャリアだけでなく、個人の成長にも大きく寄与します。

しかし、海外で働くことは必ずしも容易ではありません。魅力的な機会の背後には、様々な挑戦も潜んでいます。この記事では、海外で働くことのメリットとデメリットの両面をバランスよく紹介します。これからのキャリア選択において、より良い判断ができるよう、具体的な情報を提供していきますので、ぜひ参考にしてください。

エンジニアにとっての海外赴任・出向のデメリット

まずは海外勤務のデメリットについて紹介します。業務以外の面でもデメリットがあるため、ご自身がどの部分を重視するかを確認しましょう。

自分も家族も海外での生活に馴染むまでに時間がかかる

海外勤務の場合、仕事よりもまず海外の生活に馴染めるかが心配される方が多いです。ご自身の仕事もさることながら、ご家族が移住先でどのような生活を送るのか、特にお子さんがいる場合、現地の学校で馴染めるか、また日本の教育がおろそかにならないか心配されるでしょう。特にご家族にとって最初の3ヶ月は生活に慣れるのが大変です。役所や銀行のやりとりや、お子さんを現地校に通わせる場合の学校の先生とのコミュニケーションも英語です。ご家族が英語に堪能でない場合、エンジニアの皆さんがそのサポートをすることになります。奥様の精神的なサポートのためにも、早めに帰宅する、休みを取るなどの対応が必要になります。

ねざー

お子さんが現地校に馴染むのに時間がかかるケースも多いです。3ヶ月ほどすると慣れてくる場合が多いですが、それまではお子さんが登校拒否にならないようにサポートすることも考えておきましょう。

車の運転や免許取得についても同様です。国際運転免許証は基本的に旅行者を対象としている国が多いので、移住する場合には現地で免許を取得する必要があります。国によっては、アメリカのように車社会の場所では車も1台しかなく、パートナーが免許を持っていない場合、サポートが必要になることがあります。

健康と安全リスク

治安についても日本より注意が必要です。夜中に1人で外出することは基本的に避けたほうがいいのはもちろん、治安の悪いエリアの情報は頭に入れておきましょう。特に子供は親が送り迎えするか、スクールバスが一般的です。日本のように1人で歩いて登校することはありません。また、公共交通機関でもスリに注意が必要です。日本とは安全性が異なることを家族で理解しておく必要があります。

また、食生活についても注意が必要です。例えばアメリカではファーストフードやアイス、炭酸飲料やアルコールなどの嗜好品を日本よりも摂取する機会が多いです。日本人はもともと太りやすく糖尿病になりやすい体質(引用元:くにちか内科クリニック)なので、食生活には留意し、定期的な運動を心がける必要があります。

ねざー

私の勤務している会社でも、海外赴任された方は食生活が欧米化するためか、体重が増える方が多いです。基本的に、お肉とお酒がメインの食生活を送っている方が多いようです。

医療費や娯楽費、外食費などの支出が大きい

海外での生活費は日本より高くなることが多いです。食料品、日用品、外食費などの家計への影響は無視できません。例えば、海外でラーメンやケンタッキー・フライド・チキンを食べると、1人当たり数千円かかることがあります。家族で外食すると1万円以上になることも普通です。

医療費については、海外勤務の会社ではその国の民間医療保険に加入していることが多いので保険は使えますが、歯科治療の費用が高額になることがあります。海外での虫歯治療は数万円から10万円を超えることもあります。歯の清掃や定期検診は日本ほど気軽に受けることが難しいです。

ねざー

会社によっては歯科治療費の補助が出る場合もありますが、整備が十分ではない企業もあります。実際に、日本に一時帰国する際に歯医者に行く方は多いです。

家族・友人と会える機会が減る

海外生活では日本でのコミュニティから離れることになります。特に家族や親しい友人と会える機会は激減します。一時帰国できるタイミングは会社にもよりますが、家族全員が会社の負担で帰国できるのは1年に1回、もしくは2年に1回というところが多いです。両親が病気や高齢の場合、万が一の際に近くにいられないことがある点にも留意しておく必要があります。

ねざー

私の勤務している会社では、会社負担で家族全員が一時帰国できるのは2年に1回です。ただし、本人だけは仕事の都合などで1年に1回から2回帰国しているケースがほとんどです。

キャリアのリスク 国内に戻ってきてからのポジションが確定しているわけではない

数年にわたる海外赴任を終えて日本に帰国した際、どこの部署に戻るかは気になる点です。海外での経験を活かして元々の部署に戻って出世すると思いきや、英語力を買われてセールスエンジニアやマーケティングに異動する方も少なくありません。海外赴任の経験は貴重なものですが、様々な部署から声がかかることもあります。

また、海外赴任中に会社内部の組織変更や人事異動があり、予定通りの部署に戻れない場合もあります。そのような不安定要素があることも理解しておく必要があります。

ねざー

私の勤務している会社でも、現場のエンジニアがセールスエンジニアや海外赴任のサポートを担当する部署に異動になったケースは少なくありません。そのようなことも十分に起こり得ることを理解しておきましょう。

エンジニアにとっての海外赴任・出向のメリット

ここまではデメリットを紹介しましたが、海外での赴任や出向は、エンジニアにとって多くの利点ももたらします。ここでは、その主なメリットをいくつかご紹介します。先ほどのデメリット以上に、これらのメリットが上回るかどうかを確認していきましょう。

経済的な利益

多くの方が気になるのは給料の面だと思います。海外での出向や赴任に関連して給料が上がる可能性についてのデータは多くの研究や調査で示されています。

下記の図に示すように、海外赴任により住居費やお子さんの教育費、また現地の税金や社会保険料などを負担してくれる会社が多いです。さらに海外勤務手当という手当も新たに付加されます。通常、海外赴任には、海外での勤務でもモチベーションを高く持って取り組んでもらうために、給料面で優遇されます。さらに、最近の世界的なインフレにより、海外勤務手当も現地の物価に合わせて定期的に見直されている企業が多いです。

また、仮に単身赴任で海外に勤務する場合には、日本の家族が生活できる給料や家賃補助など、日本での福利厚生もそのまま受けられます。そのため、金額としては単身赴任のほうが多くの金額を受け取れることが多いです。

ねざー

私の勤務する会社でも、海外出向者に対する手当はインフレ等を考慮して年々見直されています。また、役職に対する手当も日本より多く支給されます。

引用元 海外赴任規程・海外勤務規程作成サポート

将来へのキャリアアップ

会社は海外赴任をキャリアパスの1つと捉えていることが多いです。数年の海外赴任後、さらに別の国での経験や、日本での大きなプロジェクトへの参画、また日本で管理職やさらにステップアップする方も多いでしょう。

過去には大企業でも入社後1つの部署で働き続けることが多かったですが、今では会社の中でも部署異動も含めてキャリアアップしている方も多いです。海外勤務という新しい環境でも仕事ができた経験は評価される1つの要因となるでしょう。

また、仮に転職を考えている方にとっても、海外赴任のキャリアは大きなアピールポイントになります。さらに、海外赴任を経験することで、新しい場所でもやっていけるという成功体験を持つことができ、新たな会社やフィールドへ挑戦する意識も向上します。

ねざー

私の同僚でも、海外赴任を経験したエンジニアが転職活動した際、日本の大企業から複数のオファーがありました。英語スキルがあり、考え方も世界標準になっていることが大きいです。

専門スキルの向上

専門スキルの向上は言うまでもないかもしれません。海外の会社とのプロジェクトに参加することで、世界最先端の技術に触れる機会にも恵まれ、プロジェクトの進め方も世界標準を体験できます。

特に海外で働くことの強みは、お客様や現地法人とのコミュニケーションが密に取れることです。そのため、お客様先へ訪問する機会も多くなり、お客様と実際に技術的な議論や質問を受ける中で専門スキルが向上します。

ねざー

私の経験でも、海外赴任したエンジニアはお客様と直接やり取りする機会が多いため、現場の要求を理解する力が向上しています。さらに、海外のエンジニアの専門知識も目の当たりにするため、自分のスキル向上のモチベーションにもなっています。

個人的な成長

海外生活では、業務の他にも新しい文化に触れることで、視野が広がり、多文化を理解する能力が向上します。さらに、異文化コミュニケーション能力や適応力が身につき、個人としての成熟につながります。

違う国でも生活できたこと、新しい職場でやっていけたことは大きな自信になり、今後の業務への取り組み姿勢も変わってきます。仕事以外で海外に住む機会や金銭的な余裕がある方はほとんどいないと思います。海外での数年間の経験は大変貴重な機会となるでしょう。

ねざー

海外の方は仕事だけでなく家族との過ごし方や休暇の取り方も日本人とは異なる考えを持っています。そのような文化の違いも感じて生活することは、今後の長い人生において新たな視点をもたらしてくれるでしょう。

英語力の向上

海外赴任で身につく最も魅力的な能力の1つは英語力です。業務だけでなく、日常生活でも英語を使う場面は毎日あるため、日本にいる時とは比べ物にならないほど英語が日常的に耳に入ってきます。また、アウトプットする機会に恵まれており、英語学習の面ではとても良い環境です。身につけるまでの過程はもちろん努力が必要ですが、日本で業務をしながら英会話スクールに通うよりも効率的かつ生きた英語を身につけることができます。人生の中で数年海外で生活することでそのような英語力を身につけることができるのはとても魅力的です。

さらに、お子さんも帯同する場合、お子さんの英語力は格段に成長します。英語力を身につけるだけでなく、学生の間に世界を体験できるというのはお子さんの将来にとってプラスになる面も多いでしょう。

ねざー

私の勤務先のエンジニアでも、出向前はTOEIC500点未満だったのに、数年の海外勤務を通してTOEIC800点以上になったという方は少なくありません。もちろん努力の結果ですが、そのように成長できることに憧れる方も多いのではないでしょうか。

英語力を鍛えることは海外赴任に関わらずメリット大

海外勤務のために事前に最低限の英語力を身につけておくことは、スムーズな生活をスタートするために非常に有利です。また、海外勤務に限らず、海外出張や海外の方と接する機会がある企業であれば、英語力を鍛えることは業務上や今後のキャリアアップのためにも大きなメリットとなります。

会社がグローバル企業である方は、現在業務上で英語を使う機会があるかないかに関わらず、英語学習を習慣化しましょう。特に業務上で英語を使う機会がまだあまりない方は、インプットとアウトプットの機会をどちらも増やすことが重要です。

低コストで日本で効率よく英語を学習する方法として、オンライン英会話がおすすめです。インプットとアウトプットが同時にでき、何よりマンツーマンレッスンのため、気兼ねなく英語を話すことができます。

オンライン英会話の魅力

・ 低価格(月々4,000円台)からマンツーマンレッスンを受講できる

・ 24時間いつでも自分の好きな時間にレッスンを受講できる

・ 好きなレッスン教材、好きな講師を選んで受講できる

・ 無料体験レッスンを受けられる

オンライン英会話を使って効率よく学習していきましょう。英語に対して苦手意識がある人こそ、一歩踏み出すことで、少しずつ着実に未来が変わってきます。

ねざー

現在では多くのオンライン英会話スクールがあります。各社が無料体験レッスンを提供しているので、自分に合うスクールを見つけてください。

どこが良いのか分からないという方には、私も継続しているDMM英会話をおすすめします。教材も豊富で、世界中の講師からレッスンを受けることができます。

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まとめ:自分で決めること、そして日頃から英語を学習しよう

この記事では、海外赴任や海外出向のメリットとデメリットについて、私の勤務先での経験を踏まえながら紹介しました。

正直、業務上の理由をデメリットと捉える人は少ないです。仕事上では、海外勤務にチャレンジすることは大きなメリットです。ただし、家族やご自身のコミュニティを重視するかどうかは個人の価値観次第だと思います。

海外勤務のデメリット

・自分も家族も海外での生活に馴染むまでに時間がかかる

・健康と安全リスク

・医療費や娯楽費、外食費などの支出が大きい

・家族・友人と会える機会が減る

・キャリアのリスク 国内に戻ってきてからのポジションが確定しているわけではない

業務上、そして個人的な成長のためにも、海外勤務は魅力的な選択肢の一つです。30年近く会社に勤めるうちの数年間を海外で過ごすというのは貴重な体験なのではないでしょうか。

海外勤務のメリット

・経済的な利益

・将来へのキャリアアップ

・専門スキルの向上

・個人的な成長

・英語力の向上

以前は、会社から海外勤務の辞令が出た場合、業務命令として断るのは難しかったと思います。しかし、最近は働き方改革や雇用の流動化もあり、海外勤務に関しても個人の意見を聞き入れてくれる企業が増えてきました。皆さんが海外勤務の話を受けたときに、この記事で紹介したメリット・デメリットを参考にして、自分がどうしたいのか判断してください。

ねざー

一つ言えることは、自分で決めることが大事です。そして、どちらを選択しても間違いはありません。この記事だけでなく、勤務先の海外勤務経験者の先輩や上司など、様々な情報をもとに家族と相談して、最後は自分で決断しましょう。それが唯一後悔しない結果につながります。この記事が皆さんの決断の参考になれば幸いです。

そして、海外勤務の有無に関わらず、チャンスが来たときに掴むためにも英語力は普段から磨いておきましょう。日本で英語力を身につけるためには時間がかかります。少しずつ、今からオンライン英会話などを通じて基礎力をつけ、海外の顧客の要望を理解し、価値を提供できるように準備していきましょう。