この記事では、新聞、教育事業、IT、各分野の大手企業が共同で運営している「産経オンライン英会話Plus」について紹介します。大手民間企業や中学や大学などの教育機関への導入実績もある人気オンライン英会話スクールの１つです。
講師は、フィリピン人講師だけでなく、ネイティブ講師や日本人講師も在籍しており、特徴的なプランとして、家族と分け合える”家族割プラン”もあるので、特にご家族で英会話を勉強したいと考えている方には候補になると思います。
他の大手オンライン英会話スクールと比べながら、産経オンライン英会話Plusの特徴を紹介していきます。オンライン英会話スクール選びで迷われている方、産経オンライン英会話Plusを試したことがない方にも参考になると思いますのでぜひご覧ください。ぜひ自分にあった英会話スクールを見つけて、継続して英語を勉強していきましょう。
目次
採用率1.2%という厳しい試験に合格した講師
産経オンライン英会話Plusには、フィリピン人講師、日本人講師、ネイティブスピーカー講師が在籍しています。また、中国人講師も在籍しており、中国語も学習することができます。5段階の選考をクリアした講師のみを採⽤しており、採用率1.2%という厳しい試験に合格した講師のみが在籍しています。
また2014年には、産経オンライン英会話plusを運営する団体が、当時オンライン英会話スクールにて初めて、2つのISO規格（国際規格）の認証を取得しています。講師の”質”にこだわっている企業としての姿勢が現れていますね。
SGSジャパンは、産経ヒューマンラーニング株式会社様（本社：東京都新宿区）に対し、非公式教育・訓練における学習サービスの国際規格「ISO29990:2010」および公式教育外の語学学習サービスの国際規格「ISO29991:2014」の認証を行い、審査登録証を授与しました。
オンライン英会話スクールにおいて、ISO29990およびISO29991の両規格での認証取得は日本初となります。
https://www.sgsgroup.jp/ja-jp/news/2014/07/iso29991-cert-sankeihumanlerning
ちなみに、産経オンライン英会話Plusの講師は、講師歴が長い方が多いです。講師のプロフィールで講師歴が確認できますが、数年は少ないほうで、10年以上など長い講師歴の方も多く在籍しています。
講師歴だけで判断はできないですが、ただ、経験が長いとある程度安心できますね。
講師の数は非公開ですので、予約できる講師の人数を確認してみたいと思います。
例えば、火曜日の19時時点で、翌日（水曜日）の17時～21時に予約できる講師数を確認します。結果、125人の講師が予約可能でした。これだけの人数がいれば予約できないということはなさそうですね。
ちなみに、講師を選ぶ際に見られる情報として、下記の内容が公開されています。
① 写真（数枚写真がある講師の方がほとんどです）
② 先生からのメッセージ
③ スタッフからのおすすめポイント
④ プロフィール（経歴、年代、講師歴、音声メッセージ など）
他社のオンライン英会話スクールでよくあるような、５つ☆評価はありませんので、上記の情報から講師を選びましょう。
実際に講師のレッスンを受けてリピートしたい場合には「お気に入り講師」として追加できます。
レッスンプラン、料金
基本プラン
それぞれのレベルや学習目的に応じて、自由に組み合わせてプランを作成することもできますが、基本的なプランとしては下記のようになっています。
プラン200 1ヶ月 10レッスン 4,620 円/月
プラン620 1日 1レッスン 6,380 円/月
プラン1240 1日 2レッスン 12,100 円/月
１日１レッスンで比較すると、人気英会話スクールのDMM英会話は、 7,900 円/月なので、産経オンライン英会話PlusはDMM英会話よりも1,520円/月安い設定です。
プランのあとの ”200”、”620”、”1240″ の数字は、そのプランに加入するともらえる1ヶ月あたりのコインになります。私たち生徒はこのコインを使ってレッスンを受講します。ただ、講師によってレッスン1回あたりの使用コイン数が異なるので注意が必要です。
◆ フィリピン講師 １回あたり 20コイン使用
◆ ネイティブ講師 １回あたり 200コイン使用
◆ 日本人講師 １回あたり 200コイン使用
フィリピン講師は、1回のレッスンあたり20コイン必要なので、620コイン/20コイン = 31日分ということで、プラン620が「1日1レッスンコース」とされています。フィリピン講師で１日１回レッスンを受ける前提のプラン名ですね。
一方、ネイティブ講師や日本人講師は、1回のレッスンあたり200コイン必要になります。仮に、プラン620（月額 6,380円）で考えると、1回あたり約2,060円になります。
ネイティブ講師のレッスン費用は他のスクールに比べて割高ですね。
DMM英会話ではネイティブプランは1回あたり約641円、ネイティブキャンプのプレミアムプランでは1回あたり約525円という設定になっています。
ちなみにDMM英会話では、通常の非ネイティブプランに加入した状態で、ネイティブ講師のレッスンを受けるためには、追加で1,500円/回のレッスンチケットを購入する必要があります。
産経オンライン英会話Plusもこちらの考え方に近いのかもしれません。
長期割
産経オンライン英会話Plusでは、3か月以上の支払いを一括で行うことで、月額金額を安く抑えることができる「長期割」も用意されています。
プラン620（１日１レッスン）、プラン1240（１日２レッスン）にて適用されます。
| 一括支払い月数 | プラン620 | プラン1240 |
| 1か月（毎月） | 6,380円 | 12,100円 |
| ３か月 | 18,757円 （１か月あたり6,252円） | 35,574円 （１か月あたり11,858円） |
| ６か月 | 36,366円 （１か月あたり6,061円） | 68,970円 （１か月あたり11,495円） |
| １２か月 | 68,904円 （１か月あたり5,742円） | 130,768円 （１か月あたり10,742円） |
有料テキストを使用する場合には、カスタマイズプランを選択する必要があるのですが、カスタマイズプランは長期契約割引の対象ではありませんので注意しましょう。
カスタマイズプラン
毎月のコイン枚数や予約可能数、1日のレッスン可能回数上限、レッスン予約可能期間を自由に組み合わせて、自分だけのカスタマイズプランを作成することができます。
① 毎月付与コイン枚数
620, 1200, 1680, 2480, 6000
② レッスン可能曜日
毎日 or 平日のみ
③ 先行予約日数
7日 or 28日
④ １日の受講上限
１回、２回、４回、１２回
⑤ 同時予約数
１回、２回、４回、８回、１６回、６０回
⑥ 有料教材の追加
大学入試外部検定試験、英検２次対策、すぐ使えるビジネス英会話
基本的には、通常プランよりも多くのレッスンを行うことを前提にしていると思いますが、
試しに、基本プラン620の「平日のみ受講」バージョンのプランを作ってみました。
結果、6,061円/月 となり、通常プランよりも319円安くなりました。
ご自身の希望にあったプランをシミュレーションしてみましょう。
興味のある方は下記のリンクから簡単にシミュレーションできます。
短期集中プログラム
仕事や留学の理由で、短期間で英語力を伸ばしたいという方向けに、2-3ヶ月間集中して学習するコース「短期集中プログラム」も用意されています。
このプログラムでは、学習コンサルタントと２人３脚で、目標に向けての学習プランの作成、修正、そしてオリジナルの講師リストまで作成してくれます。
期間中は、コンサルタントに何度でも質問、相談することができるのでモチベーションの部分も含めてサポートしてくれそうです。
◆ ライト [２か月] 132,000 円
挨拶・簡単な会話はできる、正しい勉強の仕方を学びたい方におすすめ
◆ スタンダード [３か月] 165,000 円
英会話超初心者、または英語学習にブランクがある方におすすめ
このコースは基本サービスにプラスするオプションサービスになっているため、通常のレッスンプランにも入会する必要があります。
集中プログラムでは、通常のレッスンに加えて下記のサービスを受けることができます。
・レベルチェックチェスト ２回
・初回カウンセリング
・学習プラン設計
・進捗チェックカウンセリング（週１）
・あなたにあったお勧め講師リスト進呈
・アプリ学習（学習管理、質問無制限）
他のオンライン英会話スクールで「短期集中プラン」で思いつくのは、ビジネスに特化したBizmatesです。
Bizmatesでは、Bizmates Coaching という、通常プランにオプションとして 33,000円/月 支払うことで、日本人コンサルタントや受講者コミュニティが利用できるプランも用意されています。
ビジネス特化型英会話コーチングならBizmates coaching！
産経オンライン英会話Plusの「短期集中プラン」に興味がある方は、無料で相談に乗ってくれますので ”無料体験説明会” に参加されるとよいと思います。
家族割
産経オンライン英会話Plusの大きな特徴の１つに、家族で１つのプランをシェアして受講することができる「家族割」があります。
”子供にも英会話を習わせたいけど、いきなり子供も有料会員になるのは不安”、という方に向けたシステムですね。
アカウント１つにつき、５名までサブアカウントを追加でき、そのサブアカウントにコインを分けることができます。夫婦だけでなく親子や兄弟でも対象になっています。これだけ対象者が広ければコインを余らせることはないですね。
レッスン予約、キャンセル
ここでレッスンの概要についてまとめておきます。
◆ １レッスン時間 25分
◆ レッスン開校時間 0:00 – 0:55 、 5:00 – 23:55
◆ レッスン予約 ５分前まで
◆ レッスンキャンセル 60分前まで可能
レッスン開校時間が24時間ではないですが、朝5時から夜中の1時まで開校していれば、かなりの方にとって必要十分な時間帯がカバーされていると思います。
レッスン予約が直前の5分前まで可能というところは、個人的には嬉しいシステムです。
キッズレッスンは、平日・土日 10:00 – 19:55間で開講しますが、曜日により開講時間帯が異なります。
また、中国語レッスンは、平日は主に20:00 – 21:55、土日は主に10:00 – 21:55間で開講します。
基本的には、受講プランによって1日のレッスン可能上限が決まっており、プラン620が1日、プラン1240が2日となっています。但し、１レッスン２倍のコインを使用することで、上限を超えて何度でも受講可能です。
教材
1,000種類以上のオリジナル教材から自分のレベルや好みにあった教材を選ぶことができます。教材は、主に「無料で使える教材」と「購入できる教材」の２つに分かれています。
「無料で使える教材」
① レベルチェック
② 日常英会話
③ ビジネス英会話
④ 職業別英会話
⑤ ニュースディスカッション
⑥ 学校教科書準拠（中学生向け）
⑦ キッズ専用英会話教材
⑧ 中国語会話
⑨ GCAT
⑩ （フリートーク） ・・・ 教材はありません
「別途購入が必要な教材」
⑪ TOEIC TEST L&R
「カスタマイズプランで購入できる教材」
⑫ すぐに使えるビジネス英会話
⑬ 大学入試外部検定試験対応
⑭ 英検二次試験対策
GCAT（ジーキャット）とは、Global Communication Ability Testの略称で、「国際言語である英語を道具として、様々な文化背景を持つ英語話者と真の意味でのグローバルコミュニケーションをすること」のレベルを認証するテストです。
日々のオンライン英会話レッスンを通して獲得した英会話技量の到達度を測るために、産経オンライン英会話Plusが開発しました。
産経オンライン英会話Plus
ニュースディスカッション
例えばこの中で”ニュースディスカッション”を見てみます。
ニュースディスカッションには、2019年から毎年20-50記事程度が作成されているので、自分の好きな記事を選んで勉強することができます。2022年9月末現在、2022年は既に18記事が作成されています。
ニュースディスカッションの構成
STEP1 記事の確認、音読
STEP2 Key phrases and vocabulary
STEP３ Questions
STEP4 日本語関連記事（日本語訳）の内容確認
残念ながら、DMM英会話のDaily NewsやＷeblio英会話のニュース教材のように毎日更新されるものではありません。長期間続ける場合には別の教材も含めて学習していきましょう。
無料体験レッスン
無料体験は「名前」と「メールアドレス」を入力して、「パスワード」を設定するだけで完了します。
クレジットカードなどの支払い情報を入力する必要がないので、無料期間後自動的に有料プランに移行することもなく、安心して登録できます。
STEP1 無料登録
無料登録後に、会員プロフィールの編集画面にて、性別や、生年月日、英語でのニックネームなどを入力します。
STEP2 レッスン予約
希望する日時、講師、教材を選択してレッスンの予約を行います。
「レッスン要望」の欄に、自分が初めてレッスンを受けることや、教材の他にも、産経オンライン英会話Plusの特徴などについて知りたいということを記載しておくとスムーズに聞きたいことが聞けると思います。
（記載例）This is my first lesson here. If you have time, I would like to know more about the features of Sankei Online English Plus as well as the lesson material.
STEP3 体験レッスン
無料体験レッスンでは下記のレッスンを受講することができます。
有料会員と同じレッスンを複数回体験して、講師の質やレッスン教材について確認しましょう。
フィリピン人講師レッスン ２回
中国語レッスン １回
キッズ専用教材 １回
無料相談チケット １回
まとめ 産経オンライン英会話Plusが向いている人は？！
この記事では大手メディアが運営する産経オンライン英会話Plusについて紹介しました。改めて産経オンライン英会話Plusの良いところと注意点をまとめます。
・ 有料会員でない家族とコイン（レッスン）を分け合える。
・ 講師の質が高い
・ 早朝から深夜までレッスンを受講できる。（0:00 – 0:55、5:00 – 23:55）
・ 3か月以上の支払いを一括で行うことで、月額金額を安く抑えることができる「長期割」が用意されている。但し途中解約ができないので注意。
・ レッスンプランを自分でカスタマイズできる。
・ レッスンの予約が5分前までできる。（隙間時間に受講できる）
・ 日本人講師にレッスンの学習プランを相談できる。（但し、200コイン必要。フィリピン講師の通常レッスンは20コインなので10倍必要です。）
・ 無料体験レッスンで、フィリピン講師のレッスンを２回、日本人学習カウンセラーのレッスンを１回受けることができる。
やはり一番の特徴は、有料会員でない家族にコイン（レッスン）を分けられるところですね。自分の子供にも少し体験させたいな、という方にはお勧めです。
また無料体験レッスンを実際に受けてみましたが、講師の方の対応が丁寧でした。高い講師の質を求めていることが実感できました。
・ ネイティブの受講料が割高。（プラン620（月額 6,380円）で考えると、1回あたり約2,060円）
・ ニュースディスカッションの教材の更新頻度が低い（月２-3記事程度）
・ 講師の評価が分からない（但しスタッフによるおすすめポイントの記載あり）
・ TOEIC L&R のテキストは別途購入する必要がある。
・ 英検の２次対策には別途必要がかかる。（550円/月）
もしネイティブ講師のレッスンも組み合わせて受講を考えている場合には、少し割高になってしまいます。それだけ、自分にとって他の部分の魅力があるのか確認しましょう。
大手メディアが運営しているので、ニュース記事が一番多いかと思いましたが、実際には「日常英会話」と「ビジネス英会話」の教材が一番多く準備されていました。
有料会員でない家族にもコイン（レッスン）を分けられるので、レッスンを無駄にしてしまう心配はないと思います。また、家族好みにレッスンプランをカスタマイズできるのも特徴だと思います。正直コストは上がりますが、自分に合わせたプランを作成することができます。
無料体験レッスンでは、フィリピン講師によるレッスンを２回と日本人カウンセラーによるレッスンを１回受講することができます。自分自身で産経オンライン英会話Plusの特徴を感じ取ってください。無料体験レッスンを受けるだけでも英語の勉強にもなりますよ。
自分に合った英会話スクールを見つけて、継続して英語を学習していきましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。
