「今年こそ英会話を勉強しよう！」と毎年思いながらも、日々の仕事や家事、育児に忙殺され、結局学習を続けられないまま1年が過ぎてしまう経験をしている方も多いのではないでしょうか？
そのような状況が続き、英語学習を諦めかけている方もいるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです！忙しい中でも英語学習を続けられている人は、単にモチベーションが高いだけではなく、限られた時間をいかに有効活用するかがとても上手です。
この記事では、「英語を学びたい」と思いつつも、時間がなくて続けられないという方に向けて、忙しい日常の中で効率的に時間を作る方法、そして効率的に英会話を学習する方法をご紹介します。
目次
みんなどれくらいの時間勉強しているの？
まずは一般的なみなさんがどれくらい勉強時間に費やしているのかを見ていきましょう。
日本の社会人を対象にしたアンケートによると、忙しい中でも1日平均で約26分の勉強時間を確保している人が多いことがわかっています。特に、フルタイムで働いている人たちは、まとまった時間を取ることが難しく、通勤時間や自宅でのスキマ時間など、10分から15分程度の短い時間を活用して学習しているケースが多いようです(株式会社セルバ【東京・大阪】| 利益向上にこだわる会社)。
スキマ時間ということばよく耳にしますが、実際にみなさんはどのようなスキマ時間を活用して英語学習をしているのでしょうか。
１．通勤時間
電車やバスでの移動時間は、英会話のリスニングや単語学習に最適な時間です。英語のポッドキャストを聞いたり、YouTubeで英語学習に関する動画を視聴したり、アプリで単語や文法を学習することができます。1日の往復で1時間以上の学習時間を確保できることもあります。
２．家事の合間
料理をしている間や洗濯をしている間に、英語のオーディオブックやポッドキャストを流してリスニング力を鍛えるのも効果的です。YouTubeで英会話レッスン動画を流しながら学習することも可能です。手が空いている時間を無駄にせず、学習を進められます。
３．昼休みの休憩時間
仕事の合間に取る昼休みの30分～1時間の時間も、学習に活用できます。この時間に、オンライン英会話を利用して短時間での会話練習をしたり、YouTubeの短い英会話レッスン動画を見て復習することができます。また、スマホを使ってリスニングや単語の復習も手軽に行えます。
４．就寝前の時間
寝る前の30分を学習に使うことで、1日の終わりにリラックスしながら英語を学ぶことができます。YouTubeで英会話フレーズやリスニングの動画を視聴したり、オンライン英会話で軽く会話練習をするのもおすすめです。無理なく続けられるリラックスした学習時間にしましょう。
５．運動中や移動中
散歩やジョギングをしているときや、車を運転しているときに、英語のオーディオ教材やポッドキャストを聞くことで、学習時間を効率的に活用できます。身体を動かしながら耳で英語に触れることで、他の活動と並行して学習が進められます。
６．待ち時間
病院や役所での待ち時間、友人との待ち合わせの時間など、短いスキマ時間も有効活用できます。スマホでYouTubeの短い学習動画を視聴したり、オンライン英会話を活用して簡単な会話練習を行うのも効果的です。
意外と時間を浪費してしまっているのは布団の中です。就寝前、布団に入ってから、また目が覚めてから布団の中で30分以上スマホで動画をみている方も多いのではないでしょうか？
これらの調査結果から、日常生活にもスキマ時間が確保できることが示されており、英会話学習においても同様に、通勤や休憩時間、家事の合間などを有効に使うことで効率的に学習を進めることができると言えます。
また、別の調査によると、日本の多くの人が時間効率を高めるために、ツールやライフハックを活用し、スキマ時間の活用が重要視されていることも報告されています(Seiko)。
このようなデータを基にすると、忙しい日常の中でも少しずつ英語力を伸ばすことが可能ということがわかってきます。
30分のスキマ時間で何ができるのか？
日常生活の中には、実は多くのスキマ時間があることに、みなさんも気づいていたかもしれません。しかし、その時間を英語学習に活用する発想がなく、ついスマホでインスタを見たり、ネットサーフィンをして時間を浪費してしまった経験があるのではないでしょうか。それはなぜでしょう？
多くの場合、30分という短い時間では英語の上達にはあまり役立たないと感じてしまうことが原因です。「30分しかないなら、この時間はリラックスしたい」「何も考えずに過ごしたい」「まとまった時間ができたら、しっかり勉強しよう」と考えているうちに、日々が過ぎてしまいます。では、この隙間時間を具体的にどうように活用すればよいかを見ていきましょう。
YouTubeで目と耳で楽しく学習
ハードルが低く、気軽に始められるのがYouTubeでの英語学習です。言うまでもなく、YouTubeは目と耳を使って効率よく学習できる、現代の私たちの強い味方です。特に、書籍での学習が苦手な方にとっては、YouTube動画を何度も見返したり、発音を真似してみたりすることで、徐々に英語力を磨くことができます。
YouTubeでは、ネイティブスピーカーが私たち日本人が間違いやすい点をわかりやすく解説してくれます。これにより、受け身では学びにくい英語表現も、楽しく学習することができます。
おすすめのYouTubeチャンネルは多数ありますが、私が特に推奨するのは「StudyInネイティブ英会話」です。帰国子女のアンジーと日本人のせいけが、関西弁を交えながら楽しく使える英語表現を教えてくれます。
英語学習の気分が乗らないときでもこの動画であればエンタメ気分でみることができます。英語が学べるYouTubeは数多くありますので、自分の好みにあうチャンネルを探してみてください。
「銀フレ」・「金フレ」で単語を覚える
英語を習得するためには、単語学習も欠かせません。さまざまな単語帳が存在しますが、私がおすすめするのは「銀フレ」と「金フレ」です。どちらも縦17cm、横10.5cm、厚さ1.2cmと、手のひらサイズで持ち運びやすく、外出先でも学習しやすいデザインです。
これらの書籍は、TOEIC L&Rの大人気対策本となっていますが、日常生活からビジネスまで幅広く使われる単語が網羅されているため、学習を進めることで着実に単語力を向上させることができます。
「銀フレ」は初心者向けで、TOEICスコアが500点未満の方にはこちらから始めるのがおすすめです。
「金フレ」の書籍の中でも、スコア別に単語が学習できるように工夫されているので、自分が目指しているスコアに応じて、効率よく学習することが可能です。１日10単語でも20単語でもよいので、少しずつ繰り返し学習していくことで単語力がついてきます。
オンライン英会話のレッスンは25分
最後におすすめするのは、オンライン英会話です。オンライン英会話と聞くと、１時間以上時間がかかるものと思っている方も少なくありませんが、実際にはほとんどの英会話スクールで１レッスンを２５分に設定しており、３０分の時間があれば学習することができます。
その他にもオンライン英会話には下記のようなメリットがあります。
１．24時間いつでも好きな時間にオンライン英会話を受講できる
忙しい皆さんに合わせて24時間みなさんの好きな時間にレッスンを受けることができます。時間は毎日変えても全く問題ありません。
２．インプットだけでなくアウトプットできる
YouTubeや英単語帳でインプットした内容などをオンライン英会話でアウトプットすることで知識を定着させることができます。
３．１日225円という低コストで毎日レッスンが受けられる
例えば人気英会話の１つDMM英会話では、１レッスン２２５円で毎日レッスンを受けることができます。通学型英会話スクールと比べても圧倒的なコストパフォーマンスです。
４．世界中の講師から好きな講師を選ぶことができる
自分の気分や趣味、また国籍など自分の好みに合わせて講師の方を毎回選ぶことができます。自分の好きな講師のレッスンを受けることにより英会話を継続して学習することができます。
学生時代に多くの時間英語学習に費やしてきたにもかかわらず、私達日本人が英語を話せないのは、話す機会が極端に少ないことが大きな要因です。アウトプットすることで使える知識となり、実践でも使えるようになります。
どのオンライン英会話スクールを選んだらよいか分からない方には、私も継続できているDMM英会話をおすすめします。
継続するためには小さな目標を日々続けることが大事
この記事では、忙しい皆さんに向けて、英会話を継続して学習するためのスキマ時間の活用法をご紹介してきました。多くの方にとって、毎日1時間以上のまとまった時間を確保するのは難しいでしょう。だからこそ、1日の中で30分程度のスキマ時間を利用して、少しずつ学習を進めることで、確実に英語力を伸ばすことができるはずです。
さらに、英会話を継続するために必要なのは、目標設定です。目標設定の有名な方法として「SMARTの法則」がありますが、特に重要なのは、日々の目標を小さく設定することです。
例えば、「毎日単語を100語覚える」というような大きな目標を立てる必要はありません。もし継続が難しいと感じたら、「毎日単語を10語覚える」や、さらにハードルを下げて「毎日1語覚える」でも十分です。自分に合ったペースでまずは継続することが、何よりも大切です。
目標設定の有名な方法として、「SMARTの法則」があります。これは効果的な目標設定のためのフレームワークで、以下の5つの要素から構成されています。
1. Specific (具体的)：目標は明確で具体的であるべき
2. Measurable (測定可能)：目標の達成度を客観的に測定できるようにする
3. Achievable (達成可能)：現実的で達成可能な目標を設定する
4. Relevant (関連性)：より大きな目的や全体の方向性と関連している
5. Time-bound (期限付き)：目標達成の期限を明確に設定する
SMARTの法則を用いることで、漠然とした目標を具体的で達成可能な形に落とし込むことができます。この方法は、ビジネスや個人の目標設定において広く使用されており、効果的な目標管理のための重要なツールとして認識されています
英語学習を定着させるためには、インプットとアウトプットの両方が大切です。特に、私たち日本人は諸外国と比べて、英会話におけるアウトプットの機会が圧倒的に少ない傾向にあります。YouTube動画を使ったシャドーイングも効果的ですが、最も効果があるのは、オンライン英会話で実際に海外の講師と話すことです。たとえ1日25分という短い時間でも、これを継続することで、アウトプットをしていない人と比べて大きな差が生まれるでしょう。
英会話の勉強に、毎日机に向かって何時間も取り組む必要はありません。毎日30分のスキマ時間を利用して少しずつ学習を進めていくことが、遠回りのように見えて、実は最も効果的な方法です。この機会に、まずは「銀フレ」の参考書を購入したり、オンライン英会話の無料体験レッスンを受けてみましょう。その一歩が、皆さんの未来を変える大きな力になります。応援しています。
