TOEICのリスニングに苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?「聞き取れない」「スピードが速い」「アクセントが違う」など、理由はさまざまですが、特に勉強があまり好きでない方にとっては、リスニング力を伸ばすための学習法を見つけること自体が難しく感じられることもあります。
しかし、リスニング力を伸ばす方法は、座学や教科書に縛られる必要はありません。むしろ、もっと楽しく、実践的に学べる方法がたくさんあります。本記事では、勉強が苦手な方にも取り組みやすいリスニング力の伸ばし方をご紹介します。
特に、世界中の講師と会話できるオンライン英会話を活用する方法に注目し、TOEICで求められる多国籍のアクセントへの対応力を身につけるポイントを解説します。これを読めば、あなたのリスニング学習が一歩前進するはずです!
一番おすすめだけ教えてほしいという方には「オンライン英会話の活用」をおすすめします。無料で有料会員と同じレッスンが複数回体験できます。
目次
TOEICリスニング力を伸ばすためのポイント
TOEICのリスニングパートでは、英語を「聞き流す」のではなく、「聞き取る」力が求められます。そのため、ただ単に音声を聞くだけの学習では効果は薄いかもしれません。ここでは、リスニング力を効率的に伸ばすための重要なポイントを3つご紹介します。
1. リスニングの基礎を固める
リスニング力を伸ばす第一歩は、英語の基本的な音の特徴を理解することです。英語の音は、日本語と異なるリズムやアクセントを持っています。例えば、単語間の音が繋がる「リンキング(Linking)」や、音が消える「リダクション(Reduction)」などの特徴を把握しておくと、聞き取りが格段にスムーズになります。
このようなことを知ってリスニングしていくことで効率よくリスニング力アップに繋げることができます。
「look at」
個別では「look(ルック)」と「at(アット)」ですが、繋がると 「look‿at(ルカット)」 のように聞こえます。
「pick it up」
個別では「pick(ピック)」「it(イット)」「up(アップ)」ですが、繋げると 「pick‿it‿up(ピキタップ)」 になります。
「not at all」
個別では「not(ノット)」「at(アット)」「all(オール)」ですが、繋げると 「not‿at‿all(ナラノール)」 と聞こえます。
「did you」
個別では「did(ディドゥ)」と「you(ユー)」ですが、短縮されて 「didja(ディジュ)」 になります。
例: Did you see that? → Didja see that?(ディジュ シー ザットゥ?)
「give me」
個別では「give(ギブ)」と「me(ミー)」ですが、日常会話では 「gimme(ギミ)」 と短縮されます。
例: Give me a hand → Gimme a hand(ギミ ア ハンド)
「have to」
個別では「have(ハフ)」と「to(トゥ)」ですが、会話では 「hafta(ハフタ)」 と簡略化されます。
例: I have to go → I hafta go(アイ ハフタ ゴー)
「Thank you(サンキュー)」もリンキングの一番わかり易い一例です。
リンキングやリダクションは、TOEICリスニングパートでも頻出します。これらのパターンを聞き慣れると、個別の単語に分解する力がつき、聞き取れる範囲が大幅に広がります。
2. 多国籍のアクセントに慣れる
TOEICは、実際の国際ビジネスシーンでの英語使用を想定して設計されています。そのため、試験問題には特定の国のアクセントに偏らない、多様な英語が使用されています。しかし、このアクセントの違いに対応できないと、リスニングセクションの得点を伸ばすのが難しい場合があります。
アメリカ英語やイギリス英語に加え、オーストラリア英語、カナダ英語、さらにはインド英語など、多国籍な英語のアクセントがTOEICには登場します。これらのアクセントを理解するためには、さまざまな英語を聞き慣れることが欠かせません。
ただし、多国籍なアクセントに慣れるのは簡単ではありません。例えば、オーストラリア英語では「today」が「to-die(トゥダイ)」のように聞こえることがあります。また、インド英語では、母音の発音やイントネーションが異なるため、初めて聞いたときに混乱することも少なくありません。このような違いを克服するには、多様なアクセントに触れ、練習を重ねることが重要です。
ここで役立つのがオンライン英会話です。オンライン英会話では、アメリカやイギリスだけでなく、世界中の講師と直接会話することができるため、自然な形で多様なアクセントに慣れることができます。
「英語」とひとくちに言っても、世界にはさまざまな特徴を持つ英語が存在します。これらの違いを知らないと、初めて聞くアクセントには驚いてしまい、聞き取りが難しく感じるでしょう。
私自身、オンライン英会話でさまざまな国の講師と話す中で、多国籍なアクセントへの抵抗感がなくなりました。今ではTOEICで流れるさまざまな英語の音声も、以前よりずっと理解しやすくなったと感じています。
3. 最初の単語を集中して聞く癖をつける
TOEICのリスニングセクションでは、音声が一度しか流れないため、最初の単語を聞き逃さないことが非常に重要です。最初の単語は、その後の文全体を理解するための手がかりを含んでいることが多く、この部分を聞き取れるかどうかで、問題の正答率に大きな影響を与えます。しかし、試験本番では緊張や集中力の低下により、最初の音を逃してしまう方も少なくありません。
最初の単語が持つ「キー情報」
最初の単語は、その文が何について話しているのかを把握するための「キー情報」を含んでいます。この部分を聞き逃すと、文全体の理解が曖昧になる可能性があります。
“I think we should reschedule the meeting.”
→ 最初の “I think” を聞き逃すと、話し手の意見だと気づきにくくなります。
“The train departs at 8:30.”
→ 最初の “The train” を逃すと、「何が8:30に発車するのか?」が分からなくなります。
実際の会話やビジネスシーンでの重要性
このスキルはTOEICの試験だけでなく、日常会話やビジネスシーンでも役立ちます。たとえば、電話会議で最初の発言を聞き逃すと、話の方向性がつかめなくなることがあります。また、外国人とのカジュアルな会話でも、主語や動詞を聞き漏らすと、話題が曖昧になるリスクが高まります。
このスキルがTOEIC本番だけでなく、実際のビジネス会話や日常生活でも役立つことを説明すると、読者にとって実用性が高まります。
TOEICのリスニング問題では、設問の選択肢が細かいニュアンスの違いを含むことが多いです。最初の単語を正確に聞き取ることで、その文の意味を素早く理解し、正答を導き出しやすくなります。この練習を続けることで、試験だけでなく、日常生活や仕事の場でも役立つリスニングスキルが身につくでしょう。
TOEICリスニング力を上げる3つの具体的な方法
TOEIC L&Rテストのリスニング力を伸ばすためには、単に耳を鍛えるだけでなく、戦略的な学習方法を取り入れることが重要です。ここでは、具体的に効果が期待できる3つの方法を紹介します。
1. オンライン英会話でリアルな英語に触れる
TOEICリスニングでは、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語、オーストラリア英語、さらにはインドやアジア圏の話者の英語も出題されます。これらの多国籍なアクセントに対応するためには、実際にさまざまな発音に触れることが不可欠です。そこで役立つのがオンライン英会話です。
オンライン英会話では、世界中の講師と直接会話をすることで、多様な発音や言い回しを自然に学べます。聞きながら話すという双方向のやり取りが、リスニング力の定着を早めるだけでなく、リスニングとスピーキングを同時に鍛える大きなメリットとなります。
多国籍なアクセントに慣れる
世界中の講師と話すことで、TOEICリスニング問題で頻出する多様なアクセントに慣れることができます。例えば、インド英語の独特な発音や、オーストラリア英語の「リンキング(音のつながり)」を体感する機会が得られます。
聞くだけでなく話すことで理解が深まる
聞き取るだけでなく、講師と直接会話することで自分の言葉で確認することができ、記憶の定着率が向上します。
お気に入りの講師と学ぶ楽しさ
自分と相性の良い講師を見つけることで、学習のモチベーションを維持しやすくなります。楽しみながら学ぶことで、自然と継続できるようになります。
私もDMM英会話で、インドやアメリカ出身の講師と話す機会を持つことで、さまざまなアクセントにも抵抗がなくなりました。英語を聞きながら話す体験が、試験中のリスニング力アップにつながっています。
オンライン英会話はさまざまなスクールがありますが、世界中の講師と気軽にレッスンができるDMM英会話は特におすすめです。アクセントや話し方の違いを体感できるだけでなく、24時間好きな時間にレッスンを受けられるため、忙しい人でも学習を続けやすい環境が整っています。
2. スマホアプリでリスニング練習
TOEIC対応のスマホアプリを活用すれば、通勤中やちょっとした隙間時間を使って手軽にリスニング力を鍛えることができます。短い時間でも継続して学習することで、少しずつリスニング力が向上します。特に、問題を解きながら英語音声を聞く形式は、リスニング力の向上とともに内容理解を深めるトレーニングになります。
おすすめアプリとして、「スタディサプリENGLISH」があります。このアプリは、短時間で効率よく結果を出せる教材が豊富に揃っており、学習を続けるモチベーションを高めてくれる工夫が満載です。
隙間時間を活用して学べる
通勤中や休憩時間に、1日3分からでも気軽に取り組めるため、忙しい方でも学習を習慣化しやすいのが魅力です。
何度も繰り返し聞ける
聞き取れない箇所があっても問題ありません。気兼ねなく何度でも再生して繰り返すことで、少しずつ耳が慣れていきます。
コストパフォーマンスが高い
月額3,278円(1日あたり約110円)で、豊富な演習問題だけでなく、動画講義も受けられるため、コストを抑えつつ理解しやすい学習が特徴です。
スタディサプリでは、学習効率があがるように工夫された演習問題だけでなく、カリスマ講師 関先生による授業も視聴することができます。さらに自分が間違えやすいポイントをAIが判定してくれるので苦手克服にもなります。
1週間の無料体験が受けられるので、アプリでの学習に興味がある方は試してみてください。
3. 洋画やドラマを字幕付きで観る
洋画やドラマを使った学習は、楽しく英語に触れる方法として非常に効果的です。特に英語字幕を利用することで、話されている英語を視覚的に確認しながら聞くことができ、徐々に「リンキング(Linking)」や「リダクション(Reduction)」といった英語特有の音の変化にも慣れてくるでしょう。
コメディや日常系ドラマ
短いフレーズが多く、生活に密着した表現が学べるため初心者にも最適。
子供向け映画
簡単な単語やはっきりとした発音が特徴で、聞き取りの練習にぴったり。
TOEICリスニングに関連するビジネス系映画やドラマ
ビジネスの現場を描いた作品では、TOEICのリスニングで役立つ表現が頻繁に登場します。
英語音声+日本語字幕で視聴
まずは日本語字幕をつけてストーリーを理解し、登場する英語表現の意味を確認します。聞き取れない部分があっても、字幕で補えるためストレスが少なく、内容を楽しみながら英語に触れられます。
英語音声+英語字幕で視聴
次に英語字幕に切り替え、話している英語を文字で確認しながら聞く練習をします。これにより、音と文字を結びつける力が養われます。
聞き取れない箇所をリピート
特に音が繋がるリンキングや、音が消えるリダクションの箇所を意識しながら、何度も繰り返し聞いて耳を慣らします。
私はアメリカの人気コメディドラマ「フレンズ」を使って学習しました。このドラマはストーリーが面白く、登場人物の会話も日常的なフレーズが多いので、自然な英語に触れるには最適です。さらに、時折イギリス人など他国のキャラクターが登場し、アクセントの違いを感じられる場面もあります。
最初は英語字幕をつけて視聴し、次に字幕なしで聞き取れる部分を増やしていくことで、大きな成果を感じました。
YouTubeで解説している動画も数多くあるので興味があれば見てみてください。
TOEICリスニングを「勉強感ゼロ」で伸ばす方法!
TOEIC L&Rテストのリスニングパートに苦手意識を持っている方にとって、「勉強」と聞くだけで気が重くなるかもしれません。ですが、座学や教科書に頼らず、楽しく取り組める学習法があればどうでしょう?本記事では、そんな方でも続けやすく、効果的にリスニング力を伸ばす方法を解説してきました。
リスニングの基礎を固めることで音の特徴を理解し、多国籍なアクセントに慣れる練習が重要であること。そして、「最初の単語を集中して聞く」癖をつけるといった具体的なテクニックを紹介しました。これらの方法を通じて、学習に対するハードルを下げつつ、効率的に力をつけることができます。
楽しみながらリスニング力を伸ばせるオンライン英会話
特に、座学が苦手な方におすすめしたいのが オンライン英会話 です。オンライン英会話は、勉強というよりも「会話を楽しむ」感覚で取り組むことができるため、気づけばリスニング力がアップしていることを実感できます。
DMM英会話のようなサービスでは、アメリカ英語やイギリス英語だけでなく、オーストラリア英語やインド英語など、TOEIC特有の多国籍アクセントに慣れることができます。また、実際の講師と会話することで、試験中に必要な「集中して聞く力」も自然に身につきます。
さらに、座学が苦手でも、講師との楽しい会話を通じて、勉強という感覚なしに英語に触れる時間を増やせます。これは、単なる音声を聞くだけの学習とは異なり、生きた英語を使うことで「聞き取れる範囲」が着実に広がる効果があります。
「勉強が苦手」という方こそ、まずは気軽に始められる方法を試してみましょう。DMM英会話では、無料体験レッスンを通じて、有料会員と同じクオリティの教材やレッスンを体験できます。この体験を通じて、「英語を学ぶのは楽しい!」と感じられるきっかけを作ってください。
リスニング力は「楽しく触れること」から始まる
TOEICリスニング力を伸ばすには、まず英語に対する苦手意識をなくし、楽しく取り組める環境を見つけることが大切です。オンライン英会話は、その環境を提供してくれる最適なツールの1つです。もしオンライン英会話に抵抗がある方は、スタサプなどの英語学習アプリや、海外ドラマなどで英語を聞く習慣からつけることも効果的です。
座学や教科書の学習が苦手でも問題ありません。今日から実践型学習に取り組み、TOEICのリスニングパートを突破する力を身につけましょう!