今日の記事では、英語が苦手な方々にとってよくある悩み、それは「意見を言う時に、どう始めたらいいかわからない」という状況を解決するための一つの手法をご紹介します。それが「〇〇 is that ~」という表現です。
この表現は一見シンプルですが、自分の意見や考え、そして何より自分自身をはっきりと表現する力を持っています。この記事では、この「〇〇 is that ~」という表現をどのように使い、どのように学べばいいのかについて詳しく解説していきます。
特に、簡単な英語の一文を話すだけでも、何から話し始めたらいいか迷ってしまうという方にとって、この表現は非常に有用です。是非とも最後までお読みいただき、英語でのスムーズなコミュニケーションのために役立ててください。
目次
実用的な『〇〇 is that…』表現と例文10選」
この表現は非常に多用されるもので、ビジネスの場面で特に役立つ瞬間が多いです。以下に、実際の場面で使える表現を10個挙げます。
〇〇 is that… の使い方は非常に簡単です。「伝えたいこと(〇〇 is that)」のあとに、自分の意見をそのままもってくるだけです。
My concern is that the budget is too tight.
「私の懸念は、予算が厳しすぎるということです。」
予算に関する会議やディスカッションで、懸念点を明確にする際に使えます。”is that”が続く部分で詳細を簡潔に追加できます。
The point is that quality matters more than quantity(クウォンティティ).
「要点は、量よりも質が重要だということです。」
製品やサービスの品質に焦点を当てる場合、この表現は非常に有用です。”is that”で品質の重要性を明確にします。
The good news is that we secured a new client.
「良い知らせは、新しいクライアントを確保したということです。」
営業会議やチームミーティングで、新しいクライアントの獲得を伝える際に使えます。”is that”で具体的な成果を伝えることができます。
The advantage is that this approach is more scalable.
「利点は、このアプローチがよりスケーラブルであるということです。」
戦略やプランを提示する場合、”is that”でその戦略の具体的な利点を明らかにできます。
My suggestion is that we hire more developers.
「私の提案は、もっと開発者を雇うということです。」
チームやプロジェクトが人手不足であることを話す場面で有用です。”is that”で具体的な解決策を提案できます。
The reason is that the current system is outdated.
「理由は、現在のシステムが古くなっているということです。」
システムのアップデートや変更が必要な理由を説明する際に使えます。”is that”でその理由を明確にします。
The problem is that we’re running out of time.
「問題は、時間が足りなくなっているということです。」
緊急性が要求される状況で、”is that”を使って時間の問題をはっきりとさせることができます。
My hope is that we can resolve this issue soon.
「私の希望は、この問題を早めに解決できるということです。」
希望や期待を表現する場合、特に問題解決に向けて、”is that”でその具体的な内容を伝えられます。
The fact is that we need to innovate to stay competitive.
「事実は、競争力を維持するためには革新が必要だということです。」
企業戦略や競争力について話す際に、”is that”でその必要性を強調できます。
The result is that our team exceeded the targets.
「結果として、私たちのチームは目標を超えました。」
チームの成果や目標達成を報告する場合、”is that”で具体的な結果を簡潔に伝えることができます。
これらの表現を使うことで、多くのビジネスシーンで自分の考えや意見を短時間で明確に伝えることができます。
『〇〇 is that…』の使い方とメリット:ビジネス英語で意見を伝えるテクニック
この章では改めて「〇〇 is that…」の使い方と、そのメリットについて説明します。
基本的な使い方
この「〇〇 is that ~」という表現は非常にシンプルです。ここでの「〇〇」は話の主題やトピック、そして「that」の後に続くのは、その主題に対する具体的な内容や説明です。実際のシチュエーションも踏まえて1つ例を挙げて紹介していきましょう。
例えば、「日本において同性結婚」について議論している時に意見を聞かれたとしましょう。
“What is your opinion on the recognition of same-sex marriage in Japan?“
日本での同性結婚を認めることについてあなたの意見を教えてください。
このように即答できないような話題を振られた場合困りますよね。そのような時には“My opinion is that…“ から始めると、話す自分も、聞いている相手も言う準備、聞く準備ができます。
“My opinion is that…
私の意見では…
same-sex marriage should be recognized in Japan as well.“
日本でも同性結婚は認められるべきだと思います。
このように、「My opinion is that ~」 という表現を使うことで少し時間を稼いで頭の整理ができたり、相手も意見を聞こうという準備ができます。
この場合、「My opinion is that~」の代わりに「I think~」という表現も使えますが、「My opinion is that~」のほうが少しフォーマルに聞こえます。さらに意見に重みをおいているようにも感じられます。
「that」は、この場合、従属接続詞として働いています。主節(〇〇 is)と従属節(that ~)をつなげ、一つの複雑な文を形成する役割があります。
メリット
前に挙げたように「〇〇 is that ~」を使うことで、文章を始めやすいというメリットがあります。その他にどのようなメリットがあるのかをまとめておきます。
1.考える時間ができる
「My opinion is that」と口に出した瞬間、次に何を言うべきか考える時間が生まれます。
2.相手の注目を集める
相手は自分が何か意見を言いたいということを理解してくれます。
3.明確な主題設定
話す前にその主題やポイントが明確になり、話がブレにくくなります。
文章が始めやすいというのが一番のメリットだと思いますが、その他にも上記のメリットがあります。とても便利な表現ですね。
『〇〇 is to…』表現ガイド:『〇〇 is that…』との違いとビジネス英語での活用法
これまでの章では、「〇〇 is that ~」という表現を多く紹介しました。この表現は、自分の考えや問題点を明確に伝えるのに非常に便利です。さらに似た表現として、目標や計画、意図を明示する場合に、「〇〇 is to ~」という表現もよく使われます。
この章では、「〇〇 is to ~」の表現がどのように使われるのか、そして「〇〇 is that ~」とのニュアンスの違いについても例文とともに解説します。
その結果や状態に焦点を当てたいときに使います。
【例文】
The goal is that we finish the project by the end of the year.
目標は、年末までにプロジェクトを完成させるということです。
行動や動作に焦点を当てたいときに使います。
【例文】
The goal is to finish the project by the end of the year.
目標は、年末までにプロジェクトを完成させることです。
両者は似たような意味を持ちますが、「〇〇 is that ~」はその結果や状態に焦点を当て、「〇〇 is to ~」は動作や行為に焦点を当てています。この違いは微妙ですが、何を強調したいかによって使い分けが可能です。特に、目標や計画を明確にしたい場合や、チームでの認識を統一したい場合に便利な表現です。
これらを厳密に使い分ける必要はありませんが、このような言い方もあることは知っておきましょう。
こちらも10個例文を挙げておきます。
① The goal is to start the new system by March.
「目標は、3月までに新しいシステムを使い始めることです。」
② The plan is to make the database faster.
「計画は、データベースを速くすることです。」
③ The way is to automate the same tasks.
「方法は、同じタスクを自動化することです。」
④ The thought(ソートゥ) is to try new tools.
「考えは、新しいツールを試すことです。」
⑤ The aim is to meet customer needs.
「目的は、お客様のニーズを満たすことです。」
⑥ The target is to fix big issues before starting.
「目標は、開始する前に大きな問題を解決することです。」
⑦ The purpose is to support anytime.
「目的は、いつでもサポートできるようにすることです。」
⑧ The mission is to make good software.
「使命は、良いソフトウェアを作ることです。」
⑨ The duty is to protect the data.
「責任は、データを守ることです。」
⑩ The idea is to expand services to the cloud.
「考えは、サービスをクラウドに拡大することです。」
上記の例文にあるように「〇〇 is to ~」も非常に使いやすい表現です。「〇〇 is that ~」との違いを意識しすぎる必要はありません。使いやすい方を使ってみましょう。
英語表現の学習方法:『〇〇 is that…』と『〇〇 is to…』を使って意見を伝える
英語表現を習得するためには、ただインプットするだけでは不十分で、継続的な練習と実践が必要です。特に英語が苦手な方にとって、「〇〇 is that ~」や「〇〇 is to ~」のようなフレーズは使ったことがないかもしれません。しかし心配無用です。この章では、これらの英語表現を効率よく学び、練習するための具体的な方法を2つ紹介します。
オンライン英会話でネイティブから学ぼう
オンライン英会話は、英語表現を学ぶ上で現代外すことができない選択肢の1つです。月々7,000円代で毎日マンツーマンのレッスンが受けられるというコストパフォーマンスが高く、アウトプットする機会を得られる貴重な場です。英語のコミュニケーション能力を高める最も効果的な方法の一つです。
コストパフォーマンスが高い
月々7,000円代で毎日マンツーマンでレッスンが受けられるオンライン英会話が多数存在します。
どこからでも同じ品質のレッスンが受けられる
都心に住んでいなくても、インターネットさえ繋がっていればどこでも同じレッスンが受けられます。海外でも受講可能です。
繰り返しの練習が可能
インプットとアウトプットを繰り返すことができるので、表現が自然と身につきます。
リアルタイムでのフィードバックがもらえる
インプットした情報をオンライン英会話の先生に使ってみることで、その場ですぐにフィードバックを得ることができます。
講師によるバラツキが大きい
オンライン英会話スクールにもよりますが一般的には講師による差が大きいです。講師のレビューなどを見ながら選ぶことになります。
接続トラブルがあることがある
講師の国にもよりますが台風シーンズや講師の暮らしている場所によって通信環境が悪いことがたまにあります。その場合はカメラをOFFにするなどの対処が必要になります。
継続するのが難しい
いつでもどこでも受講できるため、継続することが難しいことも挙げられます。時間を決めたり、継続しやすい機能があるオンライン英会話を選ぶとよいでしょう。
人気講師の予約が取りにくい
オンライン英会話に限ったことではありませんが人気講師の予約は取りにくいです。英会話スクールによってもコツがあるので、うまく人気講師のレッスンを受けられるような工夫は必要です。
私達は圧倒的に英語にふれる機会、アウトプットする機会が少ないと思います。英語にふれる機会を増やすだけでも、英語に対する恐怖感や不安感をかなり取り除けます。
オンライン英会話に関しては下記の記事で実際に体験した内容も踏まえてまとめていますので参考にしてください。
業務の中で学ぶ
業務で英語を使う方であれば、業務で使用される英語から学ぶということはとても効率的です。英語が得意な上司であったり、海外の子会社の英語ネイティブの同僚であったり、自分よりも英語のコミュニケーション能力が優れている人から積極的に吸収しましょう。
実際の場面ですぐに使える
業務中に使われる英語表現は、すぐにでも自分でも使う場面があります。すぐにアウトプットできるため定着しやすくなります。
理解が早い
どのような場面で使われる英語表現かを身をもって体験しているため、英語表現を使う場面の判断、使い方に対する理解が早くなり効率よく学習できます。
本業の評価も上がる
業務中の英語表現を学ぶことで、業務もスムーズに行うことに繋がり成果もでやすくなります。その結果、上司からの評価も上がっていくでしょう。
継続しやすい
「英語表現を学習している」というよりも、「業務に必要な英語を学習している」という感覚に近いため、業務の一貫として継続しやすいというメリットもあります。
業務中に新しい英語表現を学ぶことができたら積極的に使っていきましょう。さらに、同僚や上司から使った英語表現についてフィードバックがもらうことでより定着しやすくなります。
「学びながら働く、働きながら学ぶ」。この言葉が示すように、業務をこなす中で新しいことを学ぶことは非常に効果的です。
インプットとアウトプット、この二つのバランスが大切です。特に英語が苦手な方は、最初は戸惑うかもしれませんが、この章で紹介した学習方法を試して、英語の表現力を高めていきましょう。
まとめ 英語力を伸ばすためにはインプットとアウトプットの機会を意識して増やそう
この記事では、「意見を言う時に、どう始めたらいいかわからない」という方に向けて、「〇〇 is that ~」という表現を紹介しました。
英語を学ぶ上で大切なのは、インプットとアウトプットのバランスを取ることです。今回紹介した「〇〇 is that…」の表現は、意見をはっきりと述べる際に非常に有効です。例えば、下記のように、自分の考えを明確に伝えることができます。
My concern is that the budget is too tight.
私の懸念は、予算が厳しすぎるということです。
この表現を使うことで、以下のようなメリットがあります。
1. 話し始める際の導入として役立ちます。
2. 相手の注意を引き、自分の意見に耳を傾けてもらいやすくなります。
3. 話の主題を明確にし、議論を具体的かつ効率的に進めることができます。
また、「〇〇 is to…」の形も紹介しましたが、こちらは行動や目標に焦点を当てる際に使います。例えば、下記のような形で、具体的な行動計画を示すことができます。
The goal is to finish the project by the end of the year.
目標は、年末までにプロジェクトを完成させることです。
これらの表現を日常的に使うためには、オンライン英会話での実践や業務中の英語使用が効果的です。オンライン英会話では、リアルタイムでのフィードバックを得ながら、実際の会話の中で表現を使う練習ができます。業務中には、実際のビジネスシーンで直接使うことで、自然と表現が身につきます。
英語が苦手な方でも、これらの表現を意識して使い、実際に話す機会を増やすことで、英語のコミュニケーション能力は必ず向上します。恐れずに一歩を踏み出し、英語での表現力を高めていきましょう。