海外のクライアントとのWEB会議では、適切な表現を知っていることが非常に重要です。特に現在のように、コロナの影響でその後WEB会議が頻繁に行われる中で効果的なコミュニケーションは必要不可欠です。
この記事では、私が海外のお客様とのWEB会議で実際に使って役立った英語表現を紹介します。小さな一言でも、相手に与える印象は大きく変わるため、これらの表現を覚えておくことをお勧めします。
目次
WEB会議開始時の効果的な英語表現
海外のクライアントとのWEB会議では、最初に軽い雑談を交わすことが一般的です。体調やや家族のこと、休日の過ごし方など、日常的な話題から会話を始めると良いでしょう。仕事の話題に直接入るのは避ける方が良いです。
体調に関する英語での問いかけ方
相手の体調を気遣うことで、会議の緊張感をほぐしスムーズな会議進行にも役立ちます。ここでそのまま使える英語表現を紹介します。
“最近の体調はどうですか?”
How have you been feeling lately?
“体調はどうですか?”
“How are you feeling?”
“ニュースでそちらの天気が寒そうに見えますが、あなたとご家族はお元気ですか?”
In the news, the weather in your area looks quite(クワイト) cold. Are you and your family staying healthy?
“ニュースを見ると、そちらのインフルエンザ患者の数がとても上昇しているようです。あなたとあなたの家族は大丈夫ですか?
” In the news, the number of influenza cases in your country seems to be increasing very rapidly(ラピッドリィー). Are you and your family OK?
a number of は「たくさんの…」という意味を持つので、具体的な数を表す場合は the number of を使います。
“日本では最近風邪をひいている人が多いです。”
Recently, a lot of people in Japan have been catching colds.
“時々リモートワークをしています。”
We sometimes work from home.
remote work と言いたくなりますが、work from home の方が一般的な表現です。
これらの表現を1つでもよいので実際の場面で使ってみましょう。使うことで英語表現が定着していきます。
仕事の話題に移行する際の英語フレーズ
“こちらは参加者全員がそろいました。そちらはいかがですか?”
We all are completed here. How about your team? Is everyone here?
“それでは始めましょう。”
Let’s get started!
Let’s start! でもよいのですが、この表現のほうがより前向きな雰囲気がでます。語尾は上げて発音しましょう。
そのほかにも Let’s get down to business (本題に入りましょう)というのもよく使われる定番フレーズです。
議論中に使える英語表現とテクニック
海外のクライアントとのWEB会議中、特定の状況で役立つ英語表現とテクニックを紹介します。適切な表現を使うことで、スムーズで効果的なコミュニケーションが可能になります。
議論中には、相手に対する礼儀を忘れずに、自信を持って適切な表現を使いましょう。相手に対する敬意を示すことは、効果的なコミュニケーションの鍵です。
今話している内容について 日本のメンバーだけで議論したいとき
“その話題についてこちらで話し合いたいので少し待ってもらえますか?”
We would like to discuss on the topic internally. So, Please hold on for just a moment.
Please hold on for just a moment の代わりに Just a moment だけでもOKです
“お待ちいただきありがとうございました。”
Thank you for waiting so long.
もし余裕があれば I’m sorry to have kept you waiting so long といったほうが丁寧かもしれません。
先方が言っている内容がきちんと理解できないとき
“質問ありがとうございます。”
Thank you for your question.
“申し訳ありませんが、きちんと理解できない部分もあったので、後ほどメールでその内容を送ってもらえませんか?”
We are sorry to say, but we were not able to understand it perfectly yet. So, could you send it by email later on?
きとんと理解したいということを伝えれば先方も悪い気はしないので自信をもっていいましょう。
会議終了時の印象的な英語フレーズ
会議の終わりには、次回の会議のスケジュールを確認し、参加者に感謝の意を示すことが重要です。ここでは、そのような場面で使える英語のフレーズを紹介します。
会議終了時の言葉は、次回の会議に向けた橋渡しとしても機能します。明確で心温まる表現を選ぶことで、相手に良い印象を残しましょう。
“次の会議は来週の同じ日、同じ時間でよいですか?”
As for next meeting, is that OK to have it same day and time next week?
単語を並べただけのように見えますが充分伝わります。Same day というのは同じ日ではなく、同じ曜日ということになります。
“お時間ありがとうございました。”
Thank you for your time.
Thank you for your time in busy schedule. と in busy schedule とつけると忙しいところありがとうございます、と感謝の気持ちが強調されます。
“お体に気を付けてください。よい一日を。”
Take care. Have a good the rest of your day.
Have a good day だけでも充分ですが、the rest of your day をつけると今日のあと残っている時間も楽しんでね。という意味になります。
海外クライアントとのコミュニケーションに役立つ英語のポイント
本記事では、海外のクライアントとのWEB会議で役立ついくつかの英語表現を紹介しました。重要なのは、複雑な単語や表現を使うことではなく、シンプルで明確に伝えることです。効果的なコミュニケーションには、言葉だけでなく、話し方や表情も重要な役割を果たします。
特に、英語が苦手な方は、つい表情が硬くなりがちですが、笑顔で話すことで、相手に伝わる印象は大きく変わります。自信を持って、温かみのあるコミュニケーションを心がけましょう。
今後も実務経験の中で、「これは便利だな」と感じる表現があれば、共有していきます。この記事で紹介したフレーズのうち、次回のWEB会議で一つでも使えるものがあれば、私にとっても大きな喜びです。
前向きな姿勢で一日を過ごし、感謝の気持ちを忘れずに、引き続き努力していきましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。